歯周病とその他の全身疾患の関係性について、前回に続き紹介したいと思います。

 

③歯周病が早産を引き起こす可能性がある

現在の研究で分かっていることとして、妊婦の歯周病と低体重児早産は関係性があることと、羊水や胎盤に歯周病菌が検出されることがあるということです。実際アメリカで行われた研究で、歯周病の妊婦はそうでない妊婦よりも7倍も早産になるやすいという結果でした。これまでも世界中で研究が進められてきていますが、相関性はあるといえるでしょう。

一方で、妊婦の歯周病を治療したら早産が減るかという研究もありましたが、明確な減少は見られませんでした。妊娠してから歯周病の治療をするのは遅すぎるという意見もあり、妊娠前に治しておくことが大切です。

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④歯周治療により関節リウマチが改善した事例も

関節リウマチの患者さんは歯周病にかかりやすく、重症化しやすいと分かっています。研究では関節リウマチと歯周病を併発している人の歯周病を治療したら、関節リウマチも改善したという報告が多いです。

これらの原因として、歯周病もリウマチも同じ炎症性の病気であること、また炎症を起こしやすい体質や喫煙など共通するリスク因子があるためだと考えられます。

またリウマチになると手指が動かしづらくなり、歯磨きがしづらい状況にあるためなど様々な共通項があると見られています。