寝ている間に、「キリキリ」「カリカリ」と音を立てる”歯ぎしり”。

自分では自覚をしていないことが多く、家族など周りの人の安眠を妨害し、『昨夜、歯ぎしりが気になって眠れなかった』など指摘されて気づきます。

■歯ぎしりのしくみ

歯ぎしりは睡眠中に下アゴを動かした時、上下の歯がすり合って異様な音を出す状態です。

正常な人でも睡眠中に約15分くらいは歯ぎしりをするので、病気かどうかの線引きは難しいものです。

朝起きてアゴや歯に疲労感を感じたり、迷惑をかけていると気にして来院するようなら病気と考えなければなりません。

 

また、歯ぎしりは無自覚のうちに強く噛みしめることによって、健康な歯やアゴに無理な力をかけるので、顎関節症や歯周病の原因にもなります。

 

■歯ぎしりの原因

はっきりとは分かっていませんが、全身の疲労や遺伝、噛み合わせの異常や片側だけで噛む癖、ストレスなど精神的なものが考えられています。

薬の処方やマウスピースを使用することによる治療で、歯ぎしりの音を無くすことはできますが、原因がはっきりしていないため完全には無くなりません。

周囲の人には歯ぎしりについて話し、理解してもらいましょう。

あまり気にせずに「一生お付き合いするつもり」という楽な気持ちを心がけてください。

 

当院では歯ぎしりについてのご相談も承っておりますので、気になる方はお気軽にお尋ねください。

 

曽根歯科医院