お母さんや周りの大人のお口の虫歯菌を減らすことが赤ちゃんの虫歯予防につながります。
今回は妊娠中と産後にできる、赤ちゃんへの虫歯予防法を紹介します。
【妊娠中】
①きちんと歯磨きをしましょう
妊娠初期はつわりがあり、歯を磨くのがつらいという方もいるかもしれません。
また磨いているつもりでも、歯ブラシの時間が短いなど十分にお口のケアができていない場合がありますので、
体調が落ち着いたら時間をかけて磨くことを心がけてください。デンタルフロスの使用もおすすめします。
②積極的にキシリトールを摂取しましょう
キシリトールガムの選び方として、コンビニやスーパーで販売されているものであれば、必ず「シュガーレス」でキシリトールの配合量が多いものを選んでください。
キシリトール50%のガムなら1回に10分以上噛むように心がけましょう。
③歯科医院で定期的にクリーニングを受けましょう
詳しくは以前ご紹介したこちらの記事をご覧下さい。
【産後】
1歳6か月頃~2歳7か月頃までが、いちばん感染しやすい時期です。
お母さんや周りの大人のお口にいる虫歯菌が少なければ、赤ちゃんへの感染リスクも少なくなります。
*食べ物の口移しはやめましょう
虫歯の原因菌であるミュータンス菌は、お母さんの唾液を通して赤ちゃんに伝わりますので、口移しは避けましょう。
*一方、ミュータンス菌は空気感染しないので、下記の行動は問題ありません
・食べ物をフーフーする
・スキンシップを取る
・同じスポンジで食器を洗う
その他にも、赤ちゃんの虫歯予防について気になることがあれば、直接歯科医師にお尋ねください。